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2022年6月10日
救急車を呼ぶと、消防車が一緒に到着している光景を、いつのころからかよく見かけるようになりました。
消防車が出動する理由について、「病人・けが人を運ぶのに階段が狭いなどで消防車が必要な状況があるから」と漠然と思っていたのですが、実際どうなの?と調べてみました。
結論ですが、ポンプ車と救急車が連携して救急活動を行う、PA連携という取り組みによるもので、ファイヤ・クイック・エイドという愛称も付けられているようです。
東京消防庁のWebサイトによると、救急車と同時に出動する消防隊には、救急処置に必要な酸素吸入器や人工呼吸器などの救急資器材が積載されており、救急技術の資格者が一名以上乗車することから救護処置はもちろんのこと、心肺停止状態の傷病者に対する救命処置も可能なので、消防隊の救護能力を活かした連携活動によって、傷病者の救出・救護処置が素早く確実に行うことが可能となるのだそうです。
救急車と消防車が一緒に出動するのは、「階段や道路が狭く、搬送が困難なとき」の他にも、「心肺停止状態が疑われたり、重篤な症状、重傷のけがであると予想されるなど迅速に医療機関へ搬送する必要のあるとき」や、「交通事故現場やイベント会場など、通常3人編成の救急隊だけで傷病者対応や隊員自身の安全確保が困難な場合などの時」にも、消防車(消防隊)が応援に駆け付けます。
また、救急車の出動要請が重複した場合や、救急車が遠方の現場に出動していて現場到着までに時間を要する場合などにも消防車が出動するとのこと。
ちなみに、PA連携という名称ですが、ポンプ車(Pumper・ポンパー)と救急車(Ambulance・アンビュランス)の頭文字から付けられています。
火が出ていないところに出動している消防車を見かけたら、PA連携という名称を思い出してください。