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2022年2月7日
AMとFMの2種類があります。
・AM(Amplitude Modulation)振幅変調→大きさ
・FM(Frequency Modulation)周波数変調→波の数、密度
弊社で採用しているのはAMです。網点の大きさで濃淡を表現しています。
FMスクリーニングは網点の密度で濃淡を表現するスクリーニング方式です。
FMスクリーニングの網点は全て同じ大きさで、ランダムな位置に配置されます。
色が濃い部分は、網点の密度が高く、色が薄い部分は網点の密度が低くなります。
FMの場合、網点がランダムに配置されるのでロゼッタパターン(亀甲模様でモアレの一種。
色ごとに定められた角度で配置されたことによって現れる現象)が発生しないといったメリットがあります。
ただし、版ズレが発生するとムラが激しく出てしまうといったデメリットがあり、印刷が難しい点があります。
ちなみに、今ではハイブリッドスクリーニング言うのがあって、AMスクリーニングとFMスクリーニングの良いところを合せたスクリーニング方式で、画像の濃淡に合せて網点を使い分けることで最適な表現を行います。
階調再現性が弱いハイライトやシャドウ領域は網点の密度で表現するFMスクリーニングで表現し、比較的再現性が高い中間領域は規則的な網点配列のAMスクリーニングで表現するのがハイブリッドスクリーニングになります。
これらはRIPでのスクリーニング工程で行います。
※RIP処理というのはインタープリット(データ化),レンダリング(画像化),スクリーニング(網点化)の3段階に分けられます。